生と性のおはなし

yuki‐s-17

生、いのちと言うと多くの方が素晴らしいと言ってくれます。
性、と言うと多くの方が少し身構えます。
特に10代の子どもたちに対しては寝た子を起こすな。と言わんばかりの勢いです。
生については学ばせたいと希望がある一方、なぜ精子と卵子が結び付くのかは暗黙。
なにか大切なことがすっぽり抜けた学習に違和感を覚えます。
性感染症についての講義も増えました。デートDVや性暴力についても。
いのちをさずかるための性、コミュニケーションとしての性。
性について多様性があるからこそ、人間はややこしくてそしてすばらしいのだと思います。
性について、恥ずかしいな。て想いも大事。なんでも、オープンに。なんてできません。
だけど、知っておくことは自分を自分らしく生きるために、必要なこと。そして、困ったときには打ち明けられる力にもなります。

私は、大切なことを大切な人と話せるコミュニケーションの力を生と性のおはなしからはぐくみたいと日々思うのです。
みなさんはおうちで生と性についてどのくらい語りあえているでしょうか。

(小山千里)