大丈夫、という言葉。

shohei‐s-50

「大丈夫。」その言葉は子どもたちの未来も明るく導きます。

産後の女性に必要とされていること。
一言でいうと、自信です。
育児への自信。もっと、自分自身に、そして育児に自信をもってもらえたら

出産は、我が子の顔をみることができた嬉しさと安堵感、それと同時にお腹の中で我が子を感じられない喪失感も同時に味わいます。
そんな喪失感の中、今まで見たこともない育児がはじまります。初めてだらけのことに揺れ動きまた自信がもてない。それは、産後ならずともはじめて触れることなら当たり前です。
そんな風にとまどうことに対して、「大丈夫」と声をかけられるとどんなに心強いでしょう。

最近は身近に子育てをみることもすくなくなり誰もが大丈夫と声をかけてあげることができなくなりました。一昔前「さんや」と呼ばれる場所で、産後21日間授乳することだけで過ごした褥婦は心身ともに休息がとれ育児経験者からのアドバイスもたくさんうけれたそうです。
現在は、家族形態も変化し、育児方法も多様化しています。色々な情報が発信されると何が正しいのかどれを信じていいのか戸惑いが増すなか、夫でも親でも兄弟、知人だれでもいいので「大丈夫」よと声をかけることが産後のママを救います。
ママの笑顔が増えれば、子どもたちの笑顔もふえます。しんどいことがなくなるわけではわりませんが、信じる力をはぐくむことは子どもたちの、未来も明るくするのではないかと感じるのです。

(小山千里)